Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Mac OS X向け「VMware Tools」および「VMware Fusion」に情報漏洩の脆弱性

VMwareは、「VMware Fusion」や、「Mac OS X」の仮想マシンへインストールする「VMware Tools」に情報漏洩の脆弱性が存在するとしてアップデートをリリースした。「Windows」や「Linux」は影響を受けない。

「Mac OS X」の仮想マシンへインストールする「VMware Tools」に情報漏洩の脆弱性「CVE-2016-5328」が明らかとなったほか、「VMware Fusion」にも脆弱性「CVE-2016-5329」が含まれるという。重要度は、4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」。

「Mac OS X El Capiptan」以降、「System Integrity Protection(SIP)」がデフォルトで有効化されているが、同機能を有効にしている環境で、カーネルのアドレス空間配置をランダム化する「KASLR」をバイパスする目的でカーネルメモリのアドレスを取得する際、特権の昇格を許すという。

今回の問題を受けて同社では、これら脆弱性を修正したアップデート「VMware Fusion 8.5」「VMware Tools 10.1.0」の提供を開始している。

(Security NEXT - 2016/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定