「Adobe Flash Player」に12件の脆弱性 - 修正版がリリース
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」の深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

脆弱性12件が明らかとなった「Adobe Flash Player」
今回の更新は、深刻な脆弱性へ対応したアップデート。悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。
「メモリ破壊」の脆弱性8件をはじめ、「型の取り違え」や解放後のメモリへアクセスする「use-after-free」の脆弱性、セキュリティ機能のバイパスなど、あわせて12件の脆弱性を解消している。
同社は「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版に対し、脆弱性を解消した「同23.0.0.185」を用意。また最新版を利用できないユーザーに対して「同18.0.0.382」、「Linux」向けに「同11.2.202.637」を公開した。
「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版に対し、適用優先度を3段階中もっとも高い「1」に指定しており、72時間以内を目安に更新するよう推奨。「Linux」については任意のタイミングによるアップデートを求める「3」としている。
今回同社が修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2016-4273
CVE-2016-4286
CVE-2016-6981
CVE-2016-6982
CVE-2016-6983
CVE-2016-6984
CVE-2016-6985
CVE-2016-6986
CVE-2016-6987
CVE-2016-6989
CVE-2016-6990
CVE-2016-6992
(Security NEXT - 2016/10/12 )
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