Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイト改ざんに注意、闇市場で認証情報出回る

国内の企業や組織のウェブサイトが改ざんされ、サイバー攻撃の踏み台として悪用される事例を継続して確認しているとし、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、定期的な点検を実施するよう管理者へ注意を呼びかけている。

2015年は、毎月ほぼ200件前後の改ざんが確認されていたが、2016年2月から4月にかけては、1カ月あたり400件以上で推移。特に4月は623件を記録するなど被害が目立っている。

20160826_jp_001.jpg
ウェブサイト改ざん件数の推移(グラフ:JPCERT/CC)

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の脆弱性や、認証の甘さなどが原因と見られ、さらに6月には、海外で売買されていたウェブサイトの認証情報リストが公開されたという。

そのなかには、国内サイトの情報も多数含まれていたことが判明。販売されていたリストは、パスワードリスト攻撃などによって生成されたと見られている。

同センターは、ウェブサイトで改ざんや情報窃取が発生すると、さらにサービス停止や顧客に対する賠償など、事業に影響を及ぼすおそれがあると指摘。サイトの運営者に対し、基本的な対策や定期的な点検などの実施を呼びかけている。

具体的には、脆弱性や脅威の状況は刻々と変化しているとして、改ざん防止にあたっては、少なくとも1カ月に1回以上の頻度で利用製品のバージョンが最新であるかを確認することを推奨。

また実際にファイルが改ざんされていないか1週間に1回程度確認することや、年に1回は、ウェブアプリケーションのセキュリティについて診断し、ログインIDとパスワードの確認を実施するよう求めている。

(Security NEXT - 2016/08/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

出光クレジットの会員サイトで情報流出の可能性 - 外部サービスが改ざん
「Google翻訳」悪用したフィッシングが横行 - 誘導先を正規ドメインに偽装
「Apache Hadoop」にコマンドインジェクションの脆弱性
サーバがランサム被害、情報流出の有無は判断つかず - 住和港運
VMware製IDアクセス管理製品の脆弱性を狙うあらたな悪用コードが公開
「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - アップデートにて修正
MSが月例パッチを公開、脆弱性121件に対処 - ゼロデイ脆弱性を修正
MS、約2年7カ月を経てゼロデイ脆弱性「Dogwalk」を修正 - すでに悪用も
漁協直売店で「Emotet」感染 - 通販サイトのメールが流出
「かながわ旅割」に参加する旅行業者宛のメールで誤送信 - 神奈川県