「Apache Struts 2.3.29」にあらたな脆弱性 - 次期版で対応予定
Apache Software Foundationが、6月に公開した「Apache Struts 2.3.29」に、一部脆弱性の修正が不十分であるとの見方が出ていたが、別の脆弱性であることが判明した。次期バージョンで修正される見込みだという。
「同2.3.29」では、実証コードが公開された「RESTプラグイン」の脆弱性「CVE-2016-4438」をはじめ、あわせて7件の脆弱性が修正されたが、「Getterメソッド」における検証回避の脆弱性「CVE-2016-4433」については、同バージョンでも任意のコードが実行可能であり、修正が不十分であるとしてJPCERTコーディネーションセンターによる調整が続けられていた。
問題が指摘されていた「CVE-2016-4433」への対応については、「同2.3.29」で修正が完了しているとし、従来の指摘について開発者は、「CVE-2016-4433」に関連した問題が残っているとの認識を示しているという。
その後「同2.3.29」のアップデートとなる「同2.3.30」がリリースされているが、今回明らかとなった脆弱性に関しては、次期バージョンで修正される予定。
(Security NEXT - 2016/08/25 )
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