Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Mac向けTwitterクライアントに絵文字処理でクラッシュする脆弱性

Mac OS X向けに提供されているTwitterクライアントソフト「夜フクロウ」に、特定の文字列を処理するとクラッシュする脆弱性が含まれていることがわかった。修正版がリリースされている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、絵文字を示す特定のユニコード文字列を処理するとアプリケーションがクラッシュする脆弱性「CVE-2016-4852」が明らかとなったもの。「同2.84」および以前のバージョンに含まれる。

同ソフトが利用するMac OS XのAPIに含まれる問題に起因しており、「OS X 10.9 Mavericks」で利用した際に影響を受けるという。最新OSである「OS X 10.11 El Capitan」では問題は生じないとしている。

同脆弱性は、東京農工大学の市川遼氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。開発者より修正版となる「同2.85」がリリースされている。

(Security NEXT - 2016/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消