Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スマホ向け仮想試着アプリに脆弱性 - 通信が盗聴されるおそれ

東芝が提供するスマートフォン向けアプリ「Coordinate Plus」に、SSLサーバ証明書を正しく検証しない脆弱性が含まれていることがわかった。修正版がリリースされている。

同アプリは、スマートフォンなどのモバイル端末上で、衣服を仮想的に試着し、コーディネートを確認できるもので、AndroidおよびiOS向けに提供している。

SSLサーバ証明書の検証処理に脆弱性「CVE-2016-4840」が存在しており、マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)によって暗号化通信を盗聴されるおそれがある。

同脆弱性は、リスクファインダーの谷口岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。東芝では、脆弱性を解消した「同1.0.3」がGoogle PlayおよびApp Storeにてリリースしている。

(Security NEXT - 2016/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消