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個人情報入りPCがマルウェア感染、外部と不正通信 - 山口大

山口大学において業務用端末がマルウェアに感染し、外部と不審な通信を行っていたことがわかった。パソコンにはのべ約2万人分の個人情報が保存されており、同大では調査を進めている。

同大によれば、6月6日8時半ごろに、不審な外部サイトへアクセスした疑いがあるパソコンを発見したもの。ネットワークから遮断し、通信記録を調査したところ、マルウェアの感染が原因と見られる通信を確認した。

マルウェアに感染したパソコンには、のべ2万998人分の個人情報を保存。学生の氏名や住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、在籍内容や入学に関する情報、銀行口座などの情報が含まれる。そのほか学生指導や職員人事、学外研修講師の銀行口座なども保存されていた。被害の報告などは受けていないという。

6月1日に受信したメールの添付ファイルを職員が開封したことから、マルウェアへ感染したと見られている。他端末におけるマルウェアの感染や不正通信は確認されていない。同大学は警察に相談するとともに、引き続き調査を継続するとしている。

(Security NEXT - 2016/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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