Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DMM.com証券の複数アプリに脆弱性 - アップデートで修正

DMM.com証券がAndroid向けに提供している複数のアプリに、中間者攻撃を受けるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同社が提供するアプリ「DMMFX Trade」「DMMFX DEMO Trade」「外為ジャパン FX Trade」に、SSLサーバ証明書を正しく検証しない脆弱性「CVE-2016-4818」が存在するという。マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)により、通信内容が盗聴されるおそれがある。

同脆弱性は、リスクファインダーの谷口岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。「DMMFX Trade」「DMMFX DEMO Trade」に関しては「同バージョン1.5.1」で脆弱性を解消。「外為ジャパンFX Trade」では「同バージョン1.4.1」で修正した。

(Security NEXT - 2016/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開