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「Cisco UCS Invicta」に深刻な脆弱性 - SSH接続の私有鍵管理に

アプリケーションのアクセラレーション機能を提供する「Cisco UCS Invicta」において、攻撃者が認証なしにルート権限でリモートより接続できる脆弱性が判明した。

Ciscoでは「クリティカル」と評価
Ciscoでは「クリティカル」と評価

Cisco Systemsのアドバイザリによれば、同製品のソフトウェアにおいて、SSH接続に用いるプライベート鍵がシステム上に適切に保存されていない脆弱性「CVE-2016-1313」が存在することが判明したという。攻撃者がプライベート鍵を取得し、パスワードを必要とせずにルート権限でシステムへアクセスされるおそれがある。

「Whiptail Racerunner」「Cisco UCS Invicta Scaling System」「Cisco UCS Invicta C3124SAアプライアンス」などが影響を受けるとしている。

同社では、脆弱性の重要度を4段階中もっとも深刻な「クリティカル」と評価。脆弱性に緩和策はなく、脆弱性を解消するアップデートの提供を開始している。

(Security NEXT - 2016/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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