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ISC DHCPにサービス拒否のおそれ - 修正版は3月中に公開予定

Internet Systems Consortium(ISC)の「DHCP」にサービス拒否の脆弱性「CVE-2016-2774」が含まれていることがわかった。ISCやセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

同サーバでは、同時接続数を制御しておらず、大量の接続を確立、状態を維持された場合にサービス拒否の状態が生じる可能があるほか、同攻撃によりリソースの過剰消費などを引き起こすおそれもある。

脆弱性は、「同4.3.3-P1」「同4.2.8」「同4.1-ESV-R12-P1」に存在しており、以前のバージョンも含まれる。ISCでは、脆弱性を修正した「同4.1-ESV-R13」「同4.3.4」を3月中にリリースする予定。また信頼できるホスト以外からの通信を遮断するなど、緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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