プル型CDNに「Forwarding Loop攻撃」を受ける可能性 - リソースを大量浪費
コンテンツデリバリネットワーク(CDN)をサービス拒否の状態にさせる「Forwarding Loop攻撃」が存在するとして、CDN事業者に対し、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
要求に応じてオリジナルのサイトよりデータを取得し、一時的にキャッシュサーバへデータを保存する「プル型CDN」の設定状況によっては、悪意あるユーザーがデータ転送の内部ループ状態を生じさせ、大量のリソースを消費させることによるDoS攻撃が可能であることが研究によって判明したという。
米国では、研究者とCERT/CCにより、影響を受けることが判明している CDN 事業者に連絡を行っている。JVNでは、CDN事業者に対して脆弱性の影響を受けるかどうか、確認するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/03/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DDoS攻撃が前月比2割増 - 最大攻撃規模は5分の1に
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
「BIND 9」に緊急脆弱性 - 1パケットでDoS攻撃が可能
先週注目された記事(2025年5月18日〜2025年5月24日)
WAF「ModSecurity」に脆弱性 - リクエスト数回でメモリ枯渇
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応
「Apache ActiveMQ」に脆弱性 - メモリ枯渇のおそれ
先週注目された記事(2025年4月27日〜2025年5月3日)
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート