元従業員が約18万件の顧客情報を不正持出、一部が流出 - ワイジェイFX

情報の不正持ち出しを公表したワイジェイFX
ヤフーの子会社で外国為替証拠金取引サービスを提供するワイジェイFXは、元従業員が顧客情報のべ18万5626件を社外へ持ち出し、一時インターネット上で閲覧可能な状態になっていたことを明らかにした。
同社によれば、1月28日夜に外部から指摘があり、問題が発覚。翌29日に元従業員が無断で顧客情報や営業秘密を社外に持ち出し、インターネット上に保存していたことが判明したという。インターネット経由で閲覧できる状態で、アクセスを遮断した。
持ち出されていたデータは、「外貨ex」と「旧MT4サービス」のユーザー情報18万5413件のほか、「C-NEXサービス」のユーザー情報213件。

持ち出された情報の内訳(表:ワイジェイFX)
これらのうち12万1547件は取引情報のみだが、氏名のほか、データによっては住所や電話番号、メールアドレス、勤務先、取引情報、口座情報などが含まれる。
同社は、レンタルサーバーのログを調査した結果として、18万5626件のうち12万8220件については、外部より閲覧可能だったものの、第三者よりアクセスはなかったと説明。741件は実際に第三者から閲覧されていたという。ただし氏名が含まれる情報は
このうち2件としている。
一方、5万6665件に関しては検索エンジンによりアクセスを受けていた。同社では検索エンジンに対してキャッシュの削除を依頼、検索結果からの削除を確認したとしている。
同社では30日に元従業員宅を訪問し、端末に保存していた顧客情報の削除を確認。対象となる顧客には、個別に連絡を取る方針。
(Security NEXT - 2016/02/02 )
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