Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドのパスワード管理ソフトに複数の脆弱性 - 修正版を配信

トレンドマイクロは、同社が提供するパスワード管理ソフト「パスワードマネージャー」に複数の脆弱性が含まれていたことを明らかにした。すでに修正版を配信しているという。

20160115_tm_001.jpg
脆弱性を修正した「パスワードマネージャー」

同社によれば、1月6日に外部の研究者より指摘を受けたもの。WindowsおよびMac OS X向けに提供している「同3.5」が影響を受ける。脆弱性が突かれると任意のコマンドを実行され、パスワードが外部より参照される可能性がある。

1月8日に修正を公開したが、その後再び脆弱性について指摘があり、1月11日に再度修正プログラムをすべてのユーザーに対して配信したという。修正版適用後のバージョンはWindowsが「同3.5.(0).1298」、Mac OS Xが「同3.5.1116」。

さらに同社では、1月14日より機能の改善や追加で修正を行うプログラムを順次配布する予定。パスワードマネージャーの専用ブラウザに関しては、仕様変更にともない、アップデート適用後は一時的利用できなくなる。同社では再度アップデートを提供し、修正する予定。

(Security NEXT - 2016/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消