Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けカートプラグイン旧版にSQLインジェクションの脆弱性

コンテンツマネジメントシステム「WordPress」向けに提供されているショッピングサイト構築用プラグイン「Welcart」の旧版に脆弱性が含まれていることがわかった。「同1.5.3」以降で修正されているという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同1.5.2」や以前のバージョンにSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2015-7791」が存在するという。脆弱性が悪用されると、データベースが改ざんされたり、データベース内の情報が漏洩するおそれがある。

開発元のコルネでは、10月10 日に公開した「同1.5.3」以降で脆弱性を修正している。今回の脆弱性は、馬場将次氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2015/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消