Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内ITインフラサービス市場、セキュリティ分野は成長率上昇の見込み

国内のインフラストラクチャサービス市場において、2015年以降に成長率の上昇が期待される分野は、セキュリティサービス市場のみであるとの調査結果をIDC Japanが取りまとめた。

同社では、「ITインフラストラクチャコンサルティング&インテグレーション」「ITインフラストラクチャアウトソーシング」「ITインフラストラクチャサポートサービス」「ITインフラストラクチャセキュリティサービス」の4分野を「国内ITインフラストラクチャサービス市場」として定義。

2014年の同市場全体の規模は2兆4035億円。2019年までの年間平均成長率は2.1%で、2019年には2兆6,732億円へ成長すると見込んでいる。

今後、非クラウドのインフラ構築案件の減少などによりコンサルティングやインテグレーション、ハードウェアのサポート保守などの市場成長率が低下する一方、同社は、注目分野として「ITインフラストラクチャセキュティサービス」市場を挙げている。

市場規模は他市場と比較して大きくないものの、高成長率を期待できると指摘。2015年以降に、唯一成長率が上昇すると見ており、2014年から2019年の年間平均成長率を5.9%と予想している。

(Security NEXT - 2015/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
Ivanti製品の侵害、以前のツールでは検証回避のおそれ
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
転職による年収アップ、「セキュリティエンジニア」がトップ
米CISA、「MS 365」のセキュリティ最低構成と評価ツールを公開
2年間に約4万件の企業内部情報がダークウェブ上に投稿
まもなく「CODE BLUE 2023」が開催 - 創立者が語る注目ポイント
米当局、ランサムウェア対策で情報発信を強化
よく見られるセキュリティ構成ミスは? - 米当局がランキング
米当局、行政機関へ「Office」ゼロデイ脆弱性の緩和策実施を要請