Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OMCカードのフィッシング - 規約同意ページも盗用

OMCカードの利用者を狙うフィッシング攻撃が発生している。11月前半にフィッシング対策協議会が同様の攻撃について注意喚起を行っているが、引き続き攻撃が発生している模様だ。

20151124_ap_001.jpg
盗用された規約同意ページ(画像:フィッシング対策協議会)

一連のフィッシング攻撃では、同カードの会員向けウェブサイト「OMC Plus」の偽サイトを設置。フィッシングメールで「第三者によるアクセスが確認された」などと不安を煽り、「登録IDを暫定的に変更した」などと説明。「任意のIDへ再変更をお願いします」などと騙して誘導する。

問題の偽サイトでは、同意ボタンがある規約ページも盗用。正規サイトであるかのような印象を与える一方、再登録としながら「新規会員登録」といった記載が残るなど、単なる盗用でずさんな一面も見せる。またフィッシングメールには、「ID?パスワード」など文字化けが生じていた。

同協議会では、11月24日の時点でウェブサイトの稼働を確認しているとして、注意を呼びかけるとともに、類似した攻撃へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
「Apple Account」の乗っ取り被害、端末初期化 - 情報流出懸念も
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る