「Apple ID」狙うフィッシング攻撃の報告が増加
10月は、フィッシング攻撃の報告件数が減少する一方、「Apple ID」の窃取を試みるフィッシングの動きが目立っている。
フィッシング対策協議会によれば、同協議会へ10月に寄せられたフィッシングの報告件数は、前月から118件減となる219件だった。
2015年の推移を見ると、上半期は増減が激しく、1月や4月に一時2000件を超えたが、下半期に入ると落ち着きを見せて1000件以下で推移。特に8月以降は500件を下回っている。
なかでも10月は、オンラインゲーム関連のフィッシングが前月の240件から117件へと半減した。一方で、Apple IDを窃取するフィッシングが目立っており、報告件数は52件にのぼる。同協議会では、注意喚起などを行い、警戒を呼びかけている。
フィッシングサイトに利用されたURL件数は98件で、前月の99件からほぼ横ばいとなった。フィッシングに悪用されたブランド件数は、前月から1件減少して15件だった。
(Security NEXT - 2015/11/04 )
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