Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、「iOS 9.1」を公開 - 脆弱性49件を解消

Appleは、「iPhone」や「iPad」をはじめとする同社スマートデバイス向けに最新OS「iOS 9.1」をリリースした。不具合の修正やパフォーマンスの向上のほか、CVEベースで49件の脆弱性を解消している。

同社は米国時間9月16日にメジャーバージョンアップとなる「iOS 9」を公開し、101件の脆弱性を解消。さらに9月30日には、セキュリティアップデート「iOS 9.0.2」を提供している。

今回公開した「iOS 9.1」では、さらに49件と多数の脆弱性に対処。悪意あるアプリケーションによって任意のファイルを上書きできる「CVE-2015-6983」や証明書処理の「CVE-2015-6999」などセキュリティに関する脆弱性3件や、サービス拒否や特権の昇格が生じるカーネルの脆弱性3件を解消。

細工されたファイルを開くとメモリ破壊が生じ、コードを実行されるおそれがあるフォント処理の脆弱性12件やWebKitの脆弱性9件のほか、通話や通知センター、画像処理などの脆弱性に対処した。またこれら脆弱性以外にも、不具合の解消やパフォーマンスの改善などを実施している。

(Security NEXT - 2015/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」の脆弱性攻撃が発生 - 「WAF」回避のおそれも
サーバ製品「HPE Cray XD670」の管理ソフトに深刻な脆弱性
図書館管理システム「Koha」に複数脆弱性 - アップデートで修正
PerconaのDB管理ツールに深刻な脆弱性 - 更新と侵害有無の確認を
「Microsoft Edge」にアップデート - Chromiumの脆弱性修正を反映
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートがリリース
「Junos OS」に定例外アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
サポート終了した「Bitdefender BOX v1」のアップデート機能に脆弱性
「Apache NiFi」にMongoDB認証情報が漏洩する脆弱性 - アップデートで修正