Windows版Pythonに意図しないDLLファイル読み込む脆弱性
Windows版Pythonに脆弱性が存在し、悪意あるライブラリファイルが読み込まれる可能性があることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、DLLファイルの検索パスに脆弱性「CVE-2015-5652」が存在。特定の名称を持つファイルを読み込むもので、コードを実行されるおそれがあるという。
脆弱性の悪用を防ぐには、カレントディレクトリ内に意図せず「readline.pyd」というファイルが保存されていないか確認する必要がある。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの吉川孝志氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。
(Security NEXT - 2015/10/02 )
ツイート
PR
関連記事
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認