9月はフィッシング報告数とURL件数ともに増加
9月は、フィッシング報告件数とフィッシングサイトに利用されたURL件数ともに前月より増加した。
フィッシング対策協議会が、9月に寄せられたフィッシングの報告状況を取りまとめたもの。8月は7月より半減し299件へと縮小。9月もやや増加が見られたものの38件増にとどまり、337件だった。
2015年上半期は、1月に2000件の報告が寄せられたが、翌2月には500件以下へ縮小。再び4月と5月には1000件を超えるなど、増減が目立った。7月以降の下半期は1000件以下の水準で推移している。
オンラインゲーム関連の報告は239件で、前月の216件から増加。全体に占める割合も68%と、前月に引き続き高い割合を占めた。
一方、金融機関を騙るフィッシングは17%。SMSを使用したフィッシングが引き続き確認されているほか、クレジットカード会社を偽装したフィッシングサイトがあらたに発見されている。
フィッシングサイトに利用されたURLの件数は、500件を超えた4月をピークに減少傾向が続いているが、9月は12件増となる99件だった。フィッシングに悪用されたブランド件数は16件で、前月を4件上回っている。
(Security NEXT - 2015/10/02 )
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