三井住友銀の利用者狙うフィッシング攻撃が発生
三井住友銀行の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生している。複数のフィッシングメールを用い、誘導先のURLも複数用意しているなど注意が必要だ。

確認されたフィッシングサイト(画像:フィッシング対策協議会)
注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、フィッシングサイトへの誘導には2種類のメールを使用していることが判明しており、セキュリティなどを理由に偽サイトへ誘導していた。
一方のメールは、機械翻訳を用いて本文が作成されたことは明らかで、文面を見ると「このアップグレードを実行するあなた、することの失敗を呼んだこれしなさい」など、不自然な表現が目立つ。
他方は、一部に「当行(Citibank)」といった記載が残っており、シティバンク銀行利用者に対する攻撃に利用した文面を転用して作成された可能性もある。
今回確認されたフィッシングサイトは7月10日の時点で稼働しており、同協議会は閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。また類似した攻撃が発生する可能性もあるとして注意を呼びかけている。
ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。
(Security NEXT - 2015/07/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線