Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

POSや制御システムを狙った攻撃が増加

2014年はPOSや制御システムを狙った攻撃が増加傾向にあるとの調査をデル・ソフトウェアが取りまとめた。情報共有が進んでおらず、今後機械の老朽化などとともに問題が表面化するおそれもある。

同社が2014年の脅威状況をまとめたもの。同レポートは、200カ国以上に設置された100万個超のセキュリティセンサーや、脅威センターのハニーポットなどから収集したデータや、ユーザーからのフィードバックを分析、まとめている。

2014年は、POSを攻撃するマルウェアが増加。同社が2013年に提供した定義ファイルは3件だったが、2014年は13件に増加した。またPOSを狙うマルウェアは、RAMからクレジットカード情報を盗み出す「メモリスクラッピング」や、ファイアウォールの検知を回避する目的の暗号化など、手法も進化しているという。

(Security NEXT - 2015/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性
乗換案内サイトで別の顧客情報を表示 - キャッシュ不備で
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
「NATS Server」の一部APIに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Adobe ColdFusion」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対策を
「Ghostscript」に複数の深刻な脆弱性 - 最新版で修正
「Next.js」脆弱性の概念実証が公開 - 脆弱なサーバを探索する動きも
Kubernetes「ingress-nginx」に脆弱性 - シークレット漏洩のおそれ