POSや制御システムを狙った攻撃が増加
2014年はPOSや制御システムを狙った攻撃が増加傾向にあるとの調査をデル・ソフトウェアが取りまとめた。情報共有が進んでおらず、今後機械の老朽化などとともに問題が表面化するおそれもある。
同社が2014年の脅威状況をまとめたもの。同レポートは、200カ国以上に設置された100万個超のセキュリティセンサーや、脅威センターのハニーポットなどから収集したデータや、ユーザーからのフィードバックを分析、まとめている。
2014年は、POSを攻撃するマルウェアが増加。同社が2013年に提供した定義ファイルは3件だったが、2014年は13件に増加した。またPOSを狙うマルウェアは、RAMからクレジットカード情報を盗み出す「メモリスクラッピング」や、ファイアウォールの検知を回避する目的の暗号化など、手法も進化しているという。
(Security NEXT - 2015/05/18 )
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