POSや制御システムを狙った攻撃が増加
2014年はPOSや制御システムを狙った攻撃が増加傾向にあるとの調査をデル・ソフトウェアが取りまとめた。情報共有が進んでおらず、今後機械の老朽化などとともに問題が表面化するおそれもある。
同社が2014年の脅威状況をまとめたもの。同レポートは、200カ国以上に設置された100万個超のセキュリティセンサーや、脅威センターのハニーポットなどから収集したデータや、ユーザーからのフィードバックを分析、まとめている。
2014年は、POSを攻撃するマルウェアが増加。同社が2013年に提供した定義ファイルは3件だったが、2014年は13件に増加した。またPOSを狙うマルウェアは、RAMからクレジットカード情報を盗み出す「メモリスクラッピング」や、ファイアウォールの検知を回避する目的の暗号化など、手法も進化しているという。
(Security NEXT - 2015/05/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」が2月開催 - 講演募集を開始
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
「Cisco ISE」「PaperCut NG/MF」の脆弱性狙う攻撃に注意
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満