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承認前の求職者情報を求人施設に誤開示 - eナースセンター

看護師向けの職業紹介サイト「eナースセンター」において、求職者の承諾を得ず、個人情報を求人施設に誤って開示していたことがわかった。

同サイトを運営する日本看護協会によれば、同サイトにおいて4月13日0時から16時51分までの間、求職者の承認が得られているか確認されていないにもかかわらず、応募情報が求人施設側から閲覧可能になっていた。

アクセス履歴を解析したところ、求職者の承認前に閲覧された情報は73件で、そのうち22件は氏名のみ、51件は氏名のほか住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、取得免許、看護職歴などが含まれるるという。

同サイトのシステム移行にともないデータを移行した際、設定上の不備があったことが原因。同センターでは、対象者に謝罪した。またアクセスログから、情報を閲覧した施設を把握しており、情報を利用せず廃棄するよう依頼した。

(Security NEXT - 2015/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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