Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OSSのeコマースシステム「X-Cart」に複数の脆弱性

PHPベースで開発されているオープンソースのeコマース用プラットフォーム「X-Cart」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、一部バージョンにクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2015-0950」や、認証がバイパスされる脆弱性「CVE-2015-0951」が存在するという。

「CVE-2015-0950」は、「同5.1.6」から「同5.1.10」までのバージョンに存在。ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを挿入される可能性がある。

一方「CVE-2015-0951」は、ログイン可能なユーザーがリクエストパラメータを改ざんすることで、別のユーザー情報が参照可能となるという。

修正版となる「同5.1.11」が公開されており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を