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「NoSQL DB」の探索行為が増加 - データ窃取に注意を

従来のリレーショナルデータベース(RDBMS)とは異なる「NoSQLデータベース」に対する探索行為が増加している。警察庁では不用意にインターネットへ公開しないよう注意を呼びかけた。

「NoSQLデータベース」のひとつである「MongoDB」に対する探索行為の増加を確認したとして、同庁では2月20日に注意喚起を行っているが、その後も依然として探索行為が継続しており、さらに別のNoSQLデータベースに対する探索行為も発生していることがわかったため、あらためて注意を呼びかけたもの。

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MongoDBに対するアクセス動向(グラフ:警察庁)

同庁が「MongoDB」に対する発信元IPアドレスを調べたところ、攻撃を受ける可能性があるサービスが稼動しているIPアドレスを調査しているセキュリティ関連の非営利組織によるアクセスが69.3%を占めてはいるものの、検索サービスサイトとみられるアクセス(11.5%)や、ザールランド大学からのアクセス(2.1%)も見られた。

さらに、クラウドサービス経由のアクセスや、逆引きができずアクセス元がわからないケースは17%にのぼっており、同庁はデータ窃取などを目的としている場合もあると危険性を指摘している。

(Security NEXT - 2015/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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