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2014年11月以降、23番ポートに対する探索行為が増加

TCP23番ポートに対する不審なアクセスが11月以降、目立って増加していることがわかった。

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、設置している複数センサーの観測状況を取りまとめたもの。宛先ポート番号や送信元地域ごとに分類し、脆弱性情報やマルウェア情報などと関連づけて分析している。

同センターによると、2014年11月上旬より断続的にTCP23番ポートに対するパケットが増加。同ポートは一般的にtelnetで使用されており、探索活動が行われていると見られる。

発信国を見ると、中国が目立つが国内を発信元とするパケットも12月上旬よりやや増加した。

2番目にパケット観測数が多かったのは、SSHで利用する22番ポート。ダイレクトホスティングSMBサービスで利用する445番ポートが続く。また12月上旬より8080番ポートに対するアクセスも増加が見られた。

(Security NEXT - 2015/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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