Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2014年11月以降、23番ポートに対する探索行為が増加

TCP23番ポートに対する不審なアクセスが11月以降、目立って増加していることがわかった。

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、設置している複数センサーの観測状況を取りまとめたもの。宛先ポート番号や送信元地域ごとに分類し、脆弱性情報やマルウェア情報などと関連づけて分析している。

同センターによると、2014年11月上旬より断続的にTCP23番ポートに対するパケットが増加。同ポートは一般的にtelnetで使用されており、探索活動が行われていると見られる。

発信国を見ると、中国が目立つが国内を発信元とするパケットも12月上旬よりやや増加した。

2番目にパケット観測数が多かったのは、SSHで利用する22番ポート。ダイレクトホスティングSMBサービスで利用する445番ポートが続く。また12月上旬より8080番ポートに対するアクセスも増加が見られた。

(Security NEXT - 2015/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ