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Adobe、1月26日の週にFlash Playerを再度更新予定 - ゼロデイ脆弱性へ対応

Adobe Systemsは、米国時間1月22日に「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを急遽公開したが、1月26日の週に再度アップデートを行い、ゼロデイ脆弱性を修正する計画であることを明らかにした。

同社は、今月1月13日にアップデートを公開し、「Adobe Flash Player」に含まれる9件の脆弱性を修正。さらに同月22日、「同16.0.0.287」をはじめとするアップデートを公開し、エクスプロイトの流通が確認された「CVE-2015-0310」へ対応している。

しかし、同バージョンに関しても一部脆弱性が未修正であり、すでにゼロデイ攻撃も発生していることから、同日付でセキュリティアドバイザリを公表、次回のアップデートについて予告した。同社ではアップデートの開発に取り組んでおり、同月26日の週に公開したいとしている。

問題とされる「CVE-2015-0311」は、悪用されるとシステムがクラッシュし、端末の制御を奪われる深刻な脆弱性。すでにWindows上で動作する「Internet Explorer」や「Firefox」において、ドライブバイダウンロード攻撃に悪用されているという。

(Security NEXT - 2015/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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