Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IIJ「SEILシリーズ」に脆弱性 - NTPサーバが応答し続ける状態となるおそれ

インターネットイニシアティブ(IIJ)のルータ「SEILシリーズ」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同シリーズには、NTPリクエストの処理にサービス拒否の脆弱性「CVE-2014-7255」が存在。短時間に大量のNTPリクエストを受信すると、応答パケットを送信し続ける状態に陥るおそれがあるという。

さらに「PPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)やダイアルアップネットワーク機能にも、別のサービス拒否の脆弱性「CVE-2014-7256」が存在するという。

同社では、脆弱性を修正したファームウェアの提供を開始している。

(Security NEXT - 2014/12/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性