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横河電機のSCADAソフトにXXEの脆弱性

横河電機が提供するSCADAソフトウェアパッケージ「FAST/TOOLS」にXXEの脆弱性が含まれていることがわかった。

XML外部エンティティの脆弱性(Xml eXternal Entity)の脆弱性が存在しており、細工されたXMLファイルが含まれるプロジェクトを開くと、情報漏洩やサービス拒否に陥るおそれがあるという。

影響を受けるのは、「同R9.01」「同R9.05」。同社はサービスパック「同R9.05-SP2」で脆弱性を修正しており、以降のバージョンは影響を受けないという。

今回の脆弱性は、Positive TechnologiesのTimur Yunusov氏、Alexey Osipov氏、Ilya Karpov氏が報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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