Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、9件の月例パッチを公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正

さらに深刻度は1段階低い「重要」だが、「MS14-060」で修正された「Windows OLE」の脆弱性「CVE-2014-4114」も、標的型のゼロデイ攻撃に使用されていた。「PowerPoint 2007ファイル」のスライドショーファイル利用時に、任意のコードをインストールされるおそれがある。

同じく「重要」に設定されている「ASP.NET MVC」の脆弱性「MS14-059」やメッセージキューサービスの脆弱性「MS14-062」に関しては、悪用は確認されていないものの、脆弱性が公開されている。

くわえて「ASP.NET MVC 5.0」「同5.1」を使用していても、影響を受けるコンポーネントを持つアプリケーションが過去にロードされていない場合は、「MS14-059」が自動更新の対象とはならないため注意が必要。

そのほか、「MS14-061」では「Word」および「Office Web」の脆弱性、「MS14-063」にて「FAT32ディスクパーティションドライバ」の脆弱性を解消した。

(Security NEXT - 2014/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害
「Active! mail」脆弱性の侵害確認方法、引き続き調査
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
あらたなIvanti脆弱性 - パッチ分析で特定し、3月中旬より攻撃展開か
Apple、旧スマート端末向けにアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」ベースのブラウザ利用者はアップデート情報へ注意を