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実は身近な「ShellShock」、影響範囲を調べる手法

デフォルトシェルとして広く採用されている「bash」に深刻な脆弱性「ShellShock」が発見された問題。すでにウェブサーバに対する攻撃が表面化しているが、普段から「bash」を意識的に利用していない場合も、脆弱性の影響を受ける可能性があるため注意が必要だ。

たとえば、「DHCP」や「FTP」「SSH」「メーリングリスト」さらには「Firefoxのプラグイン」まで、一見「bash」と関係ないプログラムから「bash」を利用しているケースがあり、影響の範囲を特定することが、非常に難しい状況となっている。

脆弱性に関しては、パッチの提供が順次開始されており、早急に適用することが求められる。また今回の問題をはじめ、サーバ管理者などは、どのようなプログラムから「bash」が利用されているか、影響の範囲を把握しておくことも重要だ。

こうした問題を受け、NTTデータ先端技術では、「bash」の挙動を調査する方法について、4種類の調査方法を紹介している。

(Security NEXT - 2014/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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