Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

UEFIの実装に用いる「EDK2」に脆弱性 - ルートキット混入やセキュアブート回避のおそれ

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)のリファレンス実装に用いられるオープンソースの「EDK2」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

「EDK2」の「Capsule Update処理」にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2014-4859」や、データの書き込み制御不備の脆弱性「CVE-2014-4860」が含まれていることが判明したもの。

脆弱性を悪用すると、ローカルユーザーによりファームウェアレベルにおいて任意のコードを実行することが可能となり、ルートキットをインストールされたり、セキュアブートをバイパスされるおそれがある。

セキュリティ機関では、影響を受けるベンダーの情報を発信。修正にあたってはベンダーの情報を参照するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起