湯河原町、アダルトサイト閲覧職員を処分 - ネットバンク用PCがウイルス感染
神奈川県湯河原町は、勤務中にアダルトサイトを閲覧し、公用パソコンをウイルスに感染させた管理職の職員に対し、停職3カ月の懲戒処分を実施した。同職員は7月31日付けで依願退職している。
同町によれば、同職員は2013年7月1日以降、公用パソコンにダウンロードソフトを入れたUSBメモリを接続し、アダルトサイトから動画や画像、マンガ、音楽などのファイル約2520時間分をダウンロードしていたという。
またその間に約18時間にわたりアダルトサイトなどを閲覧。業務を怠っていたという。これらの行為関して、同町では記録が残っている2013年7月1日以前にも日常的に行っていたと見ている。
今回の問題では、ダウンロードしたファイルを介しパソコンがウイルスに感染。パソコンは金融機関とのネットバンキングに利用しており業務に支障が出た。また最終的にはパソコンが使用できない状態に陥ったという。
同町ではこれを受け、7月28日付けで停職3カ月の懲戒処分としたほか、町長と副町長の給料を一部減額する条例を町議会へ提出した。同条例は、臨時町議会によって可決されたという。
(Security NEXT - 2014/08/01 )
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