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フレームワーク「FuelPHP」に脆弱性 - コード実行のおそれ

ウェブアプリケーションを構築するためのPHP向けフレームワークである「FuelPHP」に任意のコードを実行される脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「FuelPHP」の「Request_Curlクラス」に脆弱性「CVE-2014-1999」が存在。細工されたデータを処理すると、データを削除されたり、任意のコードを実行されるおそれがあるという。

影響を受けるのは、「同1.1」から「同1.7.1」までで、脆弱性を修正した新版が公開されている。同サイトでは、最新版にアップデートした上で、同クラスの利用状況を確認し、必要に応じて対策を講じるよう呼びかけている。

今回の脆弱性は、グリーの千田雅明氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたりJPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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