【不具合】「BIND 9.10.x」に深刻な脆弱性 - 問い合わせ処理で異常終了のおそれ
DNSサーバ「BIND 9.10.x」に、外部からの攻撃でサービス拒否に陥る深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。
「EDNS0」のオプション処理に脆弱性「CVE-2014-3859」が見つかったもので、細工されたDNSの問い合わせを処理すると、異常終了するおそれがある。
脆弱性が含まれているのは、「同9.10.0」から「同9.10.0-P1」。「9.10.x」以外の系列に関しては影響を受けない。脆弱性はBIND 9に付属のDNSライブラリ内に存在しているため、ライブラリを利用するプログラムなども影響を受ける可能性があるという。
今回の脆弱性は、リモートより攻撃が可能で、さらに権威サーバおよびキャッシュサーバの双方が影響を受けるため、Internet Systems Consortium(ISC)では、深刻度を「Critical」に設定し、修正プログラムを公開。
これを受け、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)や、日本レジストリサービス(JPRS)、JPCERTコーディネーションセンターなど関連機関が注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/06/12 )
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