Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、7件の月例パッチを事前予告 - 「緊急」は「IE」の脆弱性など2件

日本マイクロソフトは、6月11日に最大深刻度「緊急」2件を含む月例セキュリティ更新プログラム7件の公開を予定しているとして、事前予告を行った。

4段階中もっとも深刻度の高い「緊急」にレーティングされている2件のうち1件は、「Internet Explorer」の脆弱性を修正するプログラム。「同6」から最新となる「同11」まですべてのバージョンが対象となる。もう1件は、「Windows」「Office」「Lync」の脆弱性に対応している。いずれも脆弱性を悪用された場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。

のこる5件は、いずれも2番目に深刻度が高い「重要」のプログラム。「Windows」に関するプログラムが3件、「Office」および「Lync サーバ」に関するものがそれぞれ1件ずつとなる見込み、これらプログラムでは、リモートでコードが実行されたり、情報漏洩、サービス拒否、改ざんといった脆弱性が解消される予定。

20140606_ms_001.jpg
6月に公開予定の更新(表:日本MS)

(Security NEXT - 2014/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開