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iPhoneをロックして身代金を要求する攻撃を確認 - 基本的なセキュリティ対策を

「iPhone」や「iPad」「Mac」などのAppleのデバイスがリモートからロックされ、解除のため金銭を要求される事例がオーストラリアなどで確認されているという。

デバイスを遠隔操作でロックし、解除と引き替えに金銭を要求する手口。今回の問題についてSymantecは、攻撃者は何らかの経路で流出したApple IDを入手し、iCloudの「iPhoneを探す」機能でリモートからデバイスのロックやメッセージの表示を行うことができる「紛失モード」機能を有効にしたと分析。

デバイスがロックされた場合、あらかじめパスコードを設定していれば解除できるが、設定していないと、攻撃者によって「紛失モード」機能を有効にする際にパスコードが設定されてしまうため、ユーザー側から解除はできず、バックアップなどから復旧する必要がある。

同社ではこういった攻撃への予防策として、まずデバイスにパスコードを設定するよう推奨。またApple IDにおけるパスワードの適切な管理や、データのバックアップなどを呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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