Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顔認識デバイス「Face ID」に認証なくアクセスできる脆弱性

Hanvon Technologyが提供する顔認識デバイス「Face ID」のファームウェアに、ユーザー情報やアクセス制御情報を操作される脆弱性「CVE-2014-2938」が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

同社の「F710」「F810」「FA007」「FK800」や以前の製品が搭載するファームウェアでは、平文の管理プロトコルを用いており、攻撃者によって認証なくネットワーク経由でアクセス可能であることが判明したもの。攻撃者によって利用者情報やアクセス制御の情報が改ざんされるおそれがある。

Hanvonでは、同脆弱性を修正した「ファームウェア 1.007.110」を用意。セキュリティ機関はアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消