Wordにあらたな脆弱性、ゼロデイ攻撃が発生 - MSが緩和策「Fix it」を緊急公開
米Microsoftは、Wordにおける未修正の脆弱性に対するゼロデイ攻撃が発生していることを明らかにした。セキュリティ更新プログラムの開発を進めるとともに、「Fix it」の提供を開始している。
今回明らかになった脆弱性「CVE-2014-1761」は、細工したリッチテキストファイル(RFTファイル)を開くとメモリが破壊され、リモートよりコード実行が可能となるもの。「Word 2010」を対象としたゼロデイ攻撃が発生している。
Outlook 2007以降ではWordをメール表示に利用しており、プレビュー表示を行っただけで攻撃を受けるおそれがある。
同社では、定例外の可能性を含め、セキュリティ更新プログラムの開発を進めている。またMicrosoft Active Protections Program(MAPP)によりセキュリティベンダーと情報を共有するなど対策を進めている。
さらに脆弱性の緩和策として、WordによりRTFファイルを開くことを制限する「Fix it」を用意した。ウェブサイトより適用することができる。
(Security NEXT - 2014/03/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
中国複数グループが「ToolShell」攻撃を展開 - 攻撃拡大に懸念
SonicWall「SMA 100」にバックドア、ゼロデイ攻撃か - 侵害調査の実施を
「SharePoint Server」に深刻な脆弱性「ToolShell」 - すでに悪用も