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「Adobe Reader」と「Acrobat」に深刻な脆弱性 - 72時間以内に更新を

Adobe Systemsは、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」の深刻な脆弱性を修正するアップデートを公開した。Windows版、Mac版いずれも72時間以内のアップデートを求めている。

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今回の更新で3件の脆弱性を修正したAdobe

今回のアップデートは、「CVE-2014-0493」など3件の脆弱性に対処したもので、WindowsおよびMac OS Xが影響を受ける。2件の脆弱性はGoogleのセキュリティチームが報告したものだった。

脆弱性が悪用されると、メモリ破壊などが発生。システムが強制終了したり、任意のコードが実行され、制御を奪われるおそれがある。

同社では、最新版として「同11.0.06」「同10.1.9」を公開。いずれも適用優先度を3段階中もっとも高く、72時間以内の更新を推奨する「1」にレーティングしている。同社はウェブサイトでプログラムを提供するとともに、両ソフトに用意された自動アップデート機能の活用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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