Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一太郎シリーズに深刻な脆弱性 - 修正用のアップデートが公開

ジャストシステムは、同社の人気ワープロソフト「一太郎シリーズ」に任意のコードが実行される脆弱性が見つかったことを明らかにした。脆弱性を修正するアップデートモジュールの提供を開始している。

20131112js_001.jpg
脆弱性についてアナウンスを開始したジャストシステム

同社によれば、細工を施されたファイルを開くなど脆弱性「CVE-2013-5990」が悪用された場合、悪意あるプログラムが実行されるなど端末の制御を奪われる可能性があるという。

影響を受けるのは、同シリーズの「一太郎2006」以降で、ガバメント版や体験版、ポータブル版、ビューアなどについても脆弱性が存在する。同社では、関連製品向けに脆弱性を修正するためのアップデートモジュールを用意。ウェブサイトで提供している。

(Security NEXT - 2013/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も