Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ルータ「SEILシリーズ」に深刻な脆弱性 - ファームウェアのアップデートを

情報処理推進機構(IPA)は、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するルータ「SEILシリーズ」に深刻な脆弱性が含まれているとして注意を呼びかけた。

同製品の「PPPアクセスコンセントレータ機能」における「L2TPメッセージ」の受信処理にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2013-4709」が存在しているもの。悪意あるメッセージを受信すると、任意のコードが実行されるおそれがある。

IIJでは、「SEIL/x86 2.82」「SEIL/X1 4.32」をはじめ、最新ファームウェアで脆弱性を修正した。同機構では影響が大きいと指摘し、できるだけ早急にファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消