LINEが「NAVER」の不正アクセス犯を海外警察と連携して特定 - 「立会いのもとデータを削除した」
LINEが運営する「NAVERサービス」の会員情報を管理するサーバが、7月に不正アクセスを受けた問題で、犯行を行った人物を特定したと発表した。会員情報の不正使用、第三者への提供などの痕跡もなかったという。
問題となった不正アクセスは、7月17日夜から翌18日朝にかけて、同社のアカウント管理サーバが外部から攻撃を受けたもの。国内向けに展開する「NAVERサービス」のアカウント情報169万2496件が外部へ流出した可能性が判明。同社ではパスワードの再設定をユーザーに求めていた。
同社によれば、今回の不正アクセスは海外より行われており、同社と現地の警察で連携し、攻撃を行った人物を特定したという。
犯人の自供にくわえ、同社従業員の立ち会いのもと現地でデータを削除。現地警察や同社技術スタッフで、不正アクセスや改ざん、第三者に対する提供などが行われた痕跡がないことを確認したとしている。
同社では、犯行を行った人物を特定したことを理由に、安全性を確認できたと結論付け、パスワードを再設定していない利用者に対しても従来のIDやパスワードによるサービスを再開している。
(Security NEXT - 2013/08/02 )
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