Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内のフィッシング報告件数が前月比5倍となり過去最悪 - オンラインゲームの偽サイトが多発

フィッシング対策協議会は、7月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数が激増しており、なかでもオンラインゲームを騙るケースは連日報告されているという。

レポートによれば、7月に寄せられたフィッシング報告件数は237件で、前月の42件から195件の大幅増。200件を超えたのは同協会の報告をまとめている2005年6月以降はじめて。

フィッシングサイトに利用されたユニークURL件数も前月より58件増加して102件。一方、フィッシングに悪用されたブランド件数は1件減少し5件だった。

報告件数の増加は、オンラインゲームを装いアカウント情報の詐取を試みるフィッシングが連日報告されていることが原因。約94%がオンラインゲーム関連の報告だったという。

一連の攻撃では、フィッシングサイトをテイクダウンしても、すぐに別のURLであらたなフィッシングサイトが公開され、フィッシングメールも執拗に送信されていたという。

(Security NEXT - 2013/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出