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パロアルト、不正ファイル検知技術「WildFire」がプライベートクラウドでも利用可能に

パロアルトネットワークスは、不正ファイル検知技術「WildFire」をプライベートクラウド内に導入できる新製品「Palo Alto Networks WF-500アプライアンス」を販売開始した。

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Palo Alto Networks WF-500アプライアンス

「WildFire」は、サンドボックスを用いてファイルの安全性を検証するソリューション。同社のファイアウォール向けの追加機能として提供されており、未知のマルウェアを検出して定義ファイルを作成し、ファイアウォールでマルウェアによる通信を遮断できる。

同社はこれまでも、「WildFire」を国内のデータセンターへ設置するなど国内企業向けのサービスを用意してきたが、ファイルの検証にあたり、外部のパブリッククラウドへファイルを送信する必要があった。

今同追加した同製品を利用することにより、プライベートクラウド内でファイルの検証が可能。ファイルを組織外部へ送信できないセキュリティポリシーを持つ企業のニーズに応える。

ただし、定義ファイルを作成する場合は、マルウェア判定されたファイルを、パブリッククラウドへ送信する必要がある。マルウェア判定ファイルの外部送信については、同アプライアンス上で利用者が選択できる。

(Security NEXT - 2013/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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