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スクエニのアカウント情報の詐取するフィッシング - 「square-enlx」など細かい偽装工作

スクウェア・エニックスは、同社のアカウント管理システムのウェブページを偽装したフィッシングサイトへ誘導し、アカウント情報の詐取するメールが出回っているとして、注意喚起を行った。

問題のメールは、4月末ごろから流通していると見られ、契約や課金、利用規約違反などの問題について、アカウント管理システムにログインして確認するよう促す内容だという。

メールに記載されているURLはログインページを偽装したフィッシングサイトのものだが、正規URLの「square-enix」のハイフンがないものや、「enix」のスペルにある「i」を「l」へ変更したり、ドメイン「square-enix.com」のトップレベルドメイン「com」が異なるドメインを使用するなど、ユーザーを騙す細かい偽装工作を行っていた。

また、メール送信者も同社の正規メールアドレスを装っており、十分に確認しないと気がつかない場合がある。またアカウントを保有していないサービスの利用者以外に対しても同様のメールが送信されており、同社には多数の問い合わせが寄せられているという。

同社では、アカウント管理システムにログインする際には正規サイトか確認するよう注意を促している。

(Security NEXT - 2013/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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