国内企業の約8割「モバイル導入はリスクに見合わない」 - 導入進むもメリットに懐疑的
国内企業の約8割が、モバイルの導入についてリスクに見合わないと考えていることがわかった。導入が進む一方でメリットに懐疑心を持っているという。
シマンテックが、日本を含む世界29カ国の従業員数が5から5000人の企業3236社を対象に、モバイル導入状況について調査を実施し、結果を取りまとめたもの。
同調査によれば、モバイル導入に積極的な「革新的組織」と、モバイルの導入に消極的な「保守的組織」に大きくわかれたという。業務にスマートフォンを使用している従業員数は、革新的組織が保守的組織を50%上回っている。
両者では、モバイル導入に対するメリットとリスクの考え方に大きな隔たりがあった。「革新的組織」の66%は「モバイル化はリスクに見合うメリットがある」と回答する一方、「保守的組織」の74%は「リスクに見合わない」と答えたという。
今回の調査で従業員数500人以上の国内企業149社に対象を絞ると、スマートフォンの導入は進んでおり、44%が企業負担で購入し従業員に貸与している。しかし、モバイルの導入が進む一方で「モバイル利用はリスクに見合うメリットがある」と回答したのは21%と低迷した。
また「ポリシー適用にテクノロジーを使用する」と答えたのは日本企業では36%と、500人以上のグローバル企業における全体平均の51.5%を大きく下回っている。
(Security NEXT - 2013/03/28 )
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