Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NISC、重要インフラの安全基準策定指針を改定 - パブコメ実施

内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は、「重要インフラにおける情報セキュリティ確保に係る『安全基準等』策定にあたっての指針 第3版 対策編」の改定案を作成し、意見募集を開始した。

同指針は、1年ごとに分析、検証を行い、原則3年に1度の改定を実施しており、2012年に「重要インフラの情報セキュリティ対策に係る第2次行動計画」が改定されたことや、社会環境の変化などを踏まえ、今回「同指針 対策編」の見直しを行った。

「同指針 対策編」では、重要インフラにおける情報セキュリティ確保に向けて指針をより有用なものとするため、本編の対策項目について具体的な内容を記載している。

今回の改定で、グループ会社を含めた体制作りや、インシデント発生時に対応ができる人材の計画的な育成などの文言を追加。

さらにセキュリティ要件の明示すべき内容として、主体認証における利用者IDを個人単位で付与、不要となったIDの削除、IDごとに異なるパスワードの設定、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の利用など、あらたに記載を盛り込んだ。

意見はメールおよびファックスで受け付ける。提出期限は、3月8日18時、

(Security NEXT - 2013/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NICT、「CYDER」の開催日程を発表 - 初級コースが受付開始
「CVEプログラム」のサービス停止を回避 - CISAがオプション期間を行使
CVEプログラム継続決定 - 停止時はどんな影響が想定されたのか?
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
管理者権限奪われる「CrushFTP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
ランサム攻撃グループ「8Base」関係者が逮捕 - 400社以上が標的
米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起
「MS 365」のログ活用、脅威検知分析を実現する資料 - 米当局
米当局、悪用されている脆弱性5件について注意喚起