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「Ruby on Rails」にリモートのコード実行など複数の脆弱性

「Ruby on Rails」に、遠隔からコードを実行される可能性があるなど、複数の脆弱性が存在していることがわかった。脆弱性が修正されたアップデートが公開されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「Ruby on Rails」の「Action Pack」に複数の脆弱性が存在しており、リモートでコードを実行されるおそれがあるほか、認証が回避されたり、任意のSQLコマンドを実行されるおそれがあるという。

脆弱性を修正した「Ruby on Rails 3.2.11」「Ruby on Rails 3.1.10」「Ruby on Rails 3.0.19」「
Ruby on Rails 2.3.15」が公開されており、最新版へのアップデートを呼びかけるとともに、「XML」の解析処理を無効にするなど、複数の緩和策を案内している。

(Security NEXT - 2013/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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