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新生銀ATMにスキミング機器、暗証番号も盗撮 - 海外で600万円以上の不正出金

10月から11月にかけて新生銀行の複数ATMにスキミング機器が設置され、海外で不正出金される被害が発生したことがわかった。同行や他金融機関など130枚分のカード情報が窃取されたと見られており、すでに被害額は600万円以上にのぼっている。

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スキミング被害が発生した新生銀行

同行によれば、10月28日に自由が丘出張所、11月17日および18日に上野支点のATMへスキミング機器が設置され、ATM利用顧客のキャッシュカード番号などが読み取られた。

12月14日から15日にかけて、海外の出金について身に覚えのないとの問い合わせが10件寄せられ、ATMの防犯映像を確認したところ犯行が判明。カード挿入口に設置された小型の機器でカード情報を取得し、上部に設置された小型カメラで暗証番号を読み取られたという。

今回の犯行により、12月18日時点で、同行のキャッシュカード71件を含む130件の情報が不正取得された可能性がある。同行利用者では、30人の顧客で偽造カードによる不正出金の被害が判明しており、被害額は641万7129円にのぼる。いずれもカンボジアで現金が引き出された。他金融機関のカードを利用した顧客の被害状況はわかっていない。

同行では、対象となる顧客のATMでの払い出しを停止し、個別に連絡して被害状況の確認を進めている。また18日から21日にかけて一部ATMを停止し、被害防止対策を実施する。

(Security NEXT - 2012/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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